YAMAHA MS101-4をデスククランプ式カメラスタンドに載せる
はじめに
この記事は、小型のモニタースピーカーとして定評のあるヤマハのMS101-4を、非純正のデスククランプ式スタンドに載せてみた、という内容です。先日、下記リンクの記事のようにiLoud Micro Monitorを同様のスタンドに載せてみたのですが、同じことをMS101-4でも試してみようという魂胆です。※以下、本記事はアフィリエイトリンクを含みます。
MS101-4について
私の部屋では上記リンクの記事のようなスピーカースタンド環境を絶賛運用中なのですが、iLoud Micro Monitorの活躍の陰で部屋の隅にうっちゃられてしまっているのが今回の記事に取り上げるヤマハのモニタースピーカーです。3.5mm入力端子がスピーカー前面にあるので、アンプシミュレータと組み合わせれば実質ギターアンプの代用になるだろうと思い購入したのですが、性能は良いのに結局ほぼ未使用のままという可哀想なやつです。
ヤマハ YAMAHA パワードモニタースピーカー 30W MS101-4 ブラック
こちらのスピーカーにはヤマハ純正の2点締結式スタンドが存在しており(リンク)、資金が潤沢ならこれを使えば…というところですが、如何せん高い。実はiLoud Micro Monitorを購入する前にMS101-4を買い足して純正スタンドを購入することも考えていたのですが、値段の関係で断念したという経緯がありました。しかし、熟考の末見つけた下記の組み合わせによりまあまあ丈夫なスタンド環境を構築できるということがわかったので、今回は、同様の悩みを持つ方に少しでも参考になれば…と思い、実際に下記のスタンドにMS101-4を載せてみました。(※ヤマハの純正品、ディスコンになっていたのも悩みの種だったのですが、いつの間にかK&M社と提携して再販の動きがとられているのですね。’24年12月現在、まだ販売はされていないようですが…)
SmallRig Selection 一脚 360°小型自由雲台付き 耐荷重3kg 三段階伸縮 卓上一脚 撮影/読書/生放送 アルミ一脚 -3488
ハクバ HAKUBA カメラネジアダプター H-SA8 3/8インチネジを1/4インチネジに合わせるアダプター 4977187199505
実際に載せてみた
下図参照ください。スピーカー底にあいている3つのネジ穴のうち中央の3/8インチネジ穴に1/4インチ変換アダプタを噛ませ、スタンドにねじ止めするだけです。変換アダプタはスピーカーボディとツライチの状態までねじこむことができるので見た目の安心感があります(iLoud Micro Monitorとの組み合わせではアダプタがスピーカー底面からねじ山1つ分くらいはみ出します)。一応、スタンド側の耐荷重が3kg、スピーカーが2.1kgなので、スペック的にはギリギリセーフですね。カメラ三脚として考えるともう少し安全率が欲しいところですが…
次に、とりつくのはわかったが剛性はどうなんだ?ということで、右写真の状態で少し揺らしてみました。結果は…うーむ、ちょっと微妙でした。そこまで致命的な感じはしないのですが、相対比較するとiLoud Micro Monitor(以下iLoud)を載せた時よりも頼りないですね。iLoudを載せて揺らした時には「ビヨヨヨン」という感じで振動がすぐに減衰しますが、MS101-4のほうは「ゆっさ、ゆっさ」という感じで減衰も遅いです。質量が増えた分固有振動数が下がった(スピーカーの質量比から、約2/3になる計算ですね)ということで、ちょっとした物理の実験にもなりました。即席のスタンドとしては申し分ないと思いますが、恒久的にセッティングする場合には、やはり2点止めの純正品がよさそうです。純正品のスペックを見てみましたが、こちらは耐荷重4kgだそうで、やはり純正品のほうが安心感がありますね。
まとめ
iLoud Micro Monitor向けに構築したデスクトップスタンド環境を、サイズが一回り大きなYAMAHA MS101-4にも適用できるか簡単に試してみました。結果は「剛性的には若干頼りないかな」というところで、使えないこともないですが、やはり純正品が一番だと思われます。
ささやかな記事ですが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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